講師:宮城誠真短期大学 講師 櫻井正昭 様
テーマ:「大震災から学んだこと」
震災当時、気仙沼の鹿折中学校で教頭として赴任されていた櫻井先生。津波の被害を受けた沿岸地域での経験談をお話頂きましたが、鹿折地区は津波よりも火災での被害が大きく、45号線を境に町の半分が焼けてしまったそうです。櫻井先生自身も被災された身でありながら、勤めていた中学校を避難所にするため卒業式の準備もそのままに開放し、地域の人々800人余りを受け入れ、目の前で人の生と死を感じながら生徒の心のケアにもあたったとの事。当時の動画を見せて頂き、改めて自然の威力と当時の被害の大きさを考えさせられました。あれから10年を迎えようとしている今、時間の流れとともに、あの時の感情が薄れはじめ、『 今 』 を 『 あたりまえ 』 として生きていたと気づかされました。生きている事への感謝とあの日の思いを忘れずにいること、後世に伝え風化させないようにしたいと思いました。ありがとうございました。
MS副委員長 ㈲髙橋商運 高橋由真
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